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コラム・アイズアイズ

三日間を生き抜いた娘への贈り物

私の娘は三日間を精一杯生きました。

まだ娘が妻のおなかの中にいる時、その命が短いということを知らされました。「生まれることができるか分からない、生まれても長くは生きられない」と告げられました。未来がすべて真っ暗になったような残酷な現実でした。私たちは、「娘がおなかの中にいることを感じながら、娘と一緒にいられる今日1日また1日を大切にしよう」と決めました。1分1秒が親子3人の大切な時間だったのです。数ヵ月後、奇跡的に娘は生まれてきてくれました。そして、娘は三日間を精一杯生き、妻の腕の中でゆっくりとお空へと旅立っていきました。

娘が亡くなってからというもの、自分たちだけが時間の流れに取り残されたような深い悲しみの中にいました。いつまで続くのか分からない暗い闇の中に放りこまれたようでした。

そして、数か月が過ぎたある日、妻が不器用に製本した1冊の手作りの絵本を見せてくれました。「私達が泣いてばかりいると、娘はお空で笑っていられない、娘が笑っていられるように描いた娘へのプレゼント」だと妻は話してくれました。絵本を見た時、私は娘が私たちに残したメッセージを多くの方に伝えたいと思い、出版に至りました。

日々を過ごしていると悩みや苦労もたくさんあります。でも、そんな時に「生きていられることがどんなに素晴らしいことなのか」。一番大切なことを感じて欲しいと想います。この本が「命の尊さ」を心に刻むきっかけとなってくれたら…そう願います。


著者:千住 英正さん

佐賀市本庄
「衣遊箱センヤイチバ」代表

「命のサポーター」活動。
三日間を精一杯生きた大切な娘が残したメッセージ、「命の尊さ、大切さ」を伝える講演活動などを行なう。
メンタルサポートの重要性を知り心理学を学びカウンセラーとなる。佐賀県佐賀市在住。
http://manas.hannnari.com/
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