SORA-IRO(そらいろ) 福岡市近郊/久留米・筑後地域 子育てを楽しむ親子のコミュニケーション応援フリーマガジン

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コラム・アイズアイズ

絵本アートを楽しもう

2年程前に絵本「やさしいビスケット」を自費出版しました。現在は4コマ絵本という新しいスタイルの作品制作を行っています。これにはストーリーを説明する文章が一切ありません。言葉では表せない微妙な感覚を伝えたいからです。

そんな4コマ絵本展覧会でのエピソードです。あるお母さんがお話を作りながら子どもさんに語りかけていたとき、どうやら絵の細かいところを見逃していたようで、子どもさんがすぐに気付いてお母さんに教えてあげていました。お母さんも思わずにっこり…。また、ある小学生の男の子は、「すげー!すげー!」と叫んでいました。「何がすげーの?」と聞いてみると、「頭から変な葉っぱが生えているから」と説明してくれました。作者も思わずにんまり…。こんな風に大人はどちらかというと絵本のストーリーから入りますが、子どもは絵に直接反応するような感じがしました。

最近は本屋さんの絵本コーナーも充実していて、海外の絵本作品もたくさん並んでいます。特に直輸入版は翻訳されていないので、絵をじっくり楽しむのも良いかなぁと思います。

また、絵本が小さな子どもたちだけのものと思っている方がおられたら、それはかなりもったいない話かも知れません。絵本は、大人も子どもも男も女も、住んでいる国や言葉も関係なく、誰でも楽しめる身近なアートではないでしょうか。ほんの少しの時間で違う空間を旅することができる便利なツールでもあります。

さて、あなたのお気に入りの1冊は?

※このコラムは「SORA-IRO」2008年5・6月号に掲載されました。


著者:中原 みゆきさん

絵描き

久留米市在住、佐賀大学教育学部美術科卒。2005年12月 絵本「やさしいビスケット」を自費出版。以来、久留米六角堂、佐賀のギャラリーなどで個展を開催。現在、久留米岩田屋新館2F『菜花』にて4コマ絵本コーナーを常設中、毎月新作を展示。また、7月16日?21日の6日間、石橋美術館1Fにて「みどりの輪っかの世界2008」と題した展覧会を予定。