SORA-IRO(そらいろ) 福岡市近郊/久留米・筑後地域 子育てを楽しむ親子のコミュニケーション応援フリーマガジン

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コラム・アイズアイズ

子どもの心を満たすもの

昔のように外遊びができない社会環境では、必然的に遊び場は室内になりがち。何でどう遊んだらいいのか、子どもも親も迷っている。それを解消したのがゲーム機!?いつでもどこでも一人で遊べる。しかしバーチャルではバーチャルな子どもしか育たない…そう思うのは私だけではないはずだ。

ふるさとわらべ館では子どもが主役になれる「あそび」を提案している。定期的に実施している折紙ヒコーキの体験での、あるお母さんの話。

「わが家は折紙ヒコーキに助けられたんです」。転勤族で年子の弟が生まれても、お兄ちゃんはいつもお母さんから離れられないでいた。親も子もストレスを抱えていた時、わらべ館で折紙ヒコーキに出会った。大人が手伝いながらも自分で折り上げたヒコーキを飛ばすため、お兄ちゃんが何の抵抗もなくお母さんから離れることができたというのだ。たった一枚の紙。でも自分で折り、自分で飛ばすことが、子どもの主体性・勇気を引き出してくれた。

子どもたちはいつも「自分でしたい」という欲求を持っている。だからここでは時間はかかっても、できるだけ子どもたち自身にチャレンジしてもらう。

プラ板キーホルダーに穴を開ける時、電動ドリルを使う。スタッフが手を添えてあげて、子どもはドキドキのチャレンジ。できあがったキーホルダーは最高の宝物になる。
 
大人の価値観では「単なるあそび」でも子どもは真剣だ。自然体験やもの作り、おもちゃ・絵本と題材は限りなくある。よりすぐれた題材を選び、どう活かして子どもの心に届けるのか。

「心に響くもの」に出会った時、子どもの心は本当の喜び・勇気・楽しさを得ることができる。子どもの心は純粋だ。物を作りながら、たくさんの親子が心の声を聴かせてくれる。そして何よりも、子どもを連れてきたお父さんがお昼寝している姿が、ここのとっておきの定番。山の上の自然の中、ゆったりとした気分で親も子ものびのび元気になあれ!


著者:原口 恭子さん

ふるさとわらべ館スタッフ

1961年生まれ。広島県で中学校に九年勤務。その後上陽町のふるさとわらべ館で、イベント企画や子どものための体験をコーディネートしている。