SORA-IRO(そらいろ) 福岡市近郊/久留米・筑後地域 子育てを楽しむ親子のコミュニケーション応援フリーマガジン

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コラム・アイズアイズ

愛情から生まれる距離

子どもには、できるだけ手をかけないほうがいい…そう思うことが度々ある。私はダメダメ母である。3人の子どもを育てていると言えば聞こえはいいが、一緒にいるだけなのである。仕事と生活を両立するうえで、私には時間との勝負が待っている。当然、削れるところを削るしかない。そのつけは、子どもに掛ける時間となる。

「ママ、お茶ついで〜」「ママ、傘いる?」子どもの要求は、ありとあらゆるものがやってくる。そんなのいちいち答えていられない。自分で考えろよ!である。私は優しく笑って答える。

「お茶、自分でついで。いややったら飲まんでいいよ。我慢すればいいやんね〜」「傘?天気予報とお空を見て自分で決めていいよ。雨に濡れてもいいじゃん」すべて、こちらが決めるんじゃない。自分のすることは、できるだけ自分で決めさせ、できないことを頼まれたらお手伝いする。私は私。子どもは子ども。そう思えたらすごく楽になった。またそうすることで、考える子になってくれるんじゃないか、自分のやったことに対する責任が自然と芽生えるんじゃないかな〜と思うのである。

「傘?持って行かなくていいよ」と答えたとしよう。そういう時に限って雨が降ってしまうもの。子どもは帰るなり、「降らんて言ったやン!ママのせいで濡れた」怒るのである。でも、まだこれならいい。もし、傘を持っていってあげたら…。困ることすら経験せずに過ぎていく。傘を持っていくこと、その行動を長いスパンで見たときに、それがホントの愛情のかけ方なのか…。

仕事を始めるにあたって、多くのママは子どものことに不安を覚える。けれど、私は仕事をしながら、子どもと向き合って思う。手を掛けないことがいいこともある。だから、思い切って子どもから少し距離を置いてもいいんじゃないかと。案外、子どももそのほうが楽だったりする。うちの子どもたちは、結構幸せそうに見える。


著者:田代 千峰美さん

福岡県筑後労働福祉事務所職員

1969年生まれ。働きたい女性の再就職相談や働く女性のためのセミナーを企画・開催している。

子どもは5年生の息子、3年生の娘、1年生の息子。夫1人。ママ業歴10数年間で、やっと半人前の母親にしてもらった気がする。仕事を通して、子どもを通していろんな発見がある。仕事も家庭も楽しい!をモットーに奮闘中。